
SIMカードを購入した。会社にいたころはスマホを支給されていて、それを意義のあることに使っていたかというとそんなことはなくてほとんどは電車内でのヒマつぶしであったわけだが、出先でパソコンをネット接続するのには、なかなかよかった。無線LANが用意されていたとしても、イベント会場とかではひどく混雑していることがあり、そんな時にテザリングを使っていた。
会社支給スマホは返却し、ガラケー1台の生活となり、それでそんなに不自由はしていないのだが、いろいろ考えて、テザリングができる機器が必要かな、ということになった。フリーになるとスケジュールがあまり自分で決められない部分がある。どこそこで打ち合わせをするから、と言われればほいほいと出かけて行くわけだが、その時に他の人からのメールに対処できないのはちょっと困る。急ぎの時は携帯メールに、と言ってあるが、必ずしもそっちを使ってくれるとは限らない。
家が好きで旅行などあまり行きたくないのだが、家族や親族がらみで泊りがけで出かけなければならないこともある。そういう時に、パソコンを持っていって、それで多少なりとも仕事をできるようにした方が、というのもある。仕事の連絡がいつ来るかわからないからだ。
そんなわけで、SIMカードを買い、手持ちのWindows 10 Mobileスマートフォン「DG-W10M」に入れてみようかということになった。手元にあるスマホってのが、これだけなのである。モバイルルーターも1個転がっているが、どうせならスマホかなあ、ということで。
DG-W10Mは、Windowsユニバーサルアプリのプログラミングの記事を執筆する際に、現物確認がしたくて購入した。1万円しなかったと思う。安物であるが、SIMフリーでテザリング(Windows 10 Mobile用語では「モバイルホットスポット」らしい)ができるだろうから、まあ一応、今回の私の望みには合致している。
SIMカードはいくつか検討したが、結局、NifMoのデータ専用SIM、3GBプランにした。900円/月だけれど、Niftyユーザーなので700円/月になるはずだ。申し込んでわかったが、データ専用だと本人確認がなくて楽だった。2017年3月7日に申し込んで、3月10日に届いた。
裏ぶたとバッテリーを外し、SIMカードをDG-W10Mに挿入した様子。

中央がSIMスロット1、左はmicroSDカードスロット、右はSIMスロット2だが、国内では特に使う意味はないらしい。挿し込む方向を間違えて、最初は認識しなかった。恥ずかしい。
電池とふたを戻して起動してみる。「SIMエラー」と表示されなくなったので一応認識しているらしいが、インターネット接続はできない。同封されていた「はじめに必ずお読みください」という紙には、APN(Access Point Nameの略らしい)の設定が必要だと書いてある。AndroidとiPhoneの場合の説明はあるが、もちろん、Windows 10 Mobileの場合の説明はない。
まず、設定画面を開き、「ネットワークとワイヤレス」を選ぶ。

続いて「携帯とSIM」を選ぶ。

「携帯とSIM」画面には、「NTT DOCOMO xxxx」というSIMカードが表示されていた。

この画面を下にスクロールしていくと、

上図のように、「SIM 1の設定」というリンクがある。それを開くと、

SIM1の情報が表示される。で、これをまた下にスクロールしていくと、

APNの設定がある。上の画面は、私がSIMカードの添付文書に従って「nifty(LTE)」と「nifty(3G)」という二つのAPN設定を追加した後のものだ。最初は何もなかったので、「インターネットAPNの追加」をタップして、

この画面に必要な情報を入力する。わからないところはそのままにしておいたりしたが、なんとかつながった。
けっこう面倒でした。携帯電話の販売会社は、こういうことをやってくれているのかもね。
H2
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